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ナシオナル種カカオ/チョコレート

名称

ナシオナル(アリバ)種カカオ/チョコレート

カカオについて

カカオ豆の種類として現在世界で生産されているカカオ豆はいくつかあり、その中でも約90%を占める、フォラステロ種は主に西アフリカのコートジボワール、ガーナ、ナイジェリアなど、プランテーションと呼ばれた西欧の植民地で、黒人の奴隷・子供を使って大規模生産されてきました。元々、南米から外に出され、品種改良を繰り返し、生産性の高い種類の豆。反面、香りは非常に弱いと言われています。

残りは主に南米で栽培されているベネズエラ、カリブ海諸国他で栽培されているクリオロ種や、トリニダード、ブラジル他で栽培されている、クリオロとフォラステロとのハイブリッド種であるトリニタリオ種、そして、エクアドルでしか栽培できないナシオナル(アリバ)種などがあります。それぞれ豊かな香りがある事が特徴ですが、病気に弱く、生産量は限られています。

クリオロ種 カカオ豆

フォラステロ種 カカオ豆

トリニタリオ種 カカオ豆

ナシオナル種 カカオ豆 

アマゾン源流 地域

野生のカカオの木

概要

希少品種ナシオナル種

 

世界のカカオ生産量の約2%しか生産されていない、アマゾンを起源とするカカオの原生種に近い品種です。

エクアドルの固有種で他国での栽培が不可能とされています。

400年前はかなりの量が作られていましたが、病気に弱く、1920年に蔓延した大きな病害で壊滅的打撃を受けました。その後、病気に強いハイブリッド種(CCN51)が開発され、政策的な指導もあり、生産者の大部分が香りの弱く生産性の高いハイブリッド種に移行していきましたが、香りの弱さが海外での評価を下げてしまい、現在では純正種(在来種)が見直されてきています。しかし、ハイブリッド種は生産コストが安く量産できるため、実態は、純正種(ナシオナル)の表示で出荷されているカカオの大半は、ハイブリッド種と混合されたものとなっています。仲買人を介したカカオ豆の流通体制では、ハイブリッド種を選別して排除する事が困難であり、純正種のナシオナル種のみを生産し供給ができるトレーサビリティ体制を確立した、信頼できる生産・流通組織は極めて少ないのが現状です。

そのような意味でも、“純粋なナシオナル種”は希少です。

特徴
Kallari  Association(カヤリアソシエーション)

 

エクアドルのアマゾン源流地帯の先住インディオ(キチュア)の農家

850所帯、約5000名が組合員で構成される協同組合組織です。

アマゾンの原生種であるナシオナル種を伝統的な熱帯自然雨林の環境の中で、農薬、肥料を使用しない、完全な自然農法でカカオ豆を栽培しています。他の果実、作物といっしょに混合して森の日陰の中で栽培する独自の方法(チャクラ農法と呼ぶ)で、アマゾンの生態系を維持しつつ、持続的な生産活動を行っています。さらに、この組織が画期的な事はハイブリッド種の混入を排除する組織体制として、カカオ豆の集荷に品質管理技術員が立ち合い、純正種のみが出荷されるチェックシステムを確立し、カカオ豆の品質向上活動を組織として積極的に行っている事です。さらに、カカオ豆の生産のみにとどまらず、最終製品のチョコレートまで生産者自らがつくり、販売まで行う、“農業の6次産業化”をアマゾン地域で取り組んでいます。

ヨーロッパ先進国に対抗して生産者が自分のチョコレートを作る試みは世界的に大きく注目され、ニューヨークタイムズはこの野心的な事業をいち早く特集記事で紹介しています。アマゾンの中でチャクラ農法により栽培されたカカオ豆からつくられるKallariのチョコレートはその類まれなフルーティーで芳醇な香りが大きな特徴で、同誌のSTYLE MAGAZINEでは他のオーガニックチョコレートの中で3星の最高度の香り評価を得ました。また、イタリアに本部をおく国際スローフード協会は2004年のプレシジオ(世界的に希少な地域の伝統農業活性化事業を支援するプロジェクト)に認定しています。

ナシオナルアリバ種

チャクラ農法

フェアトレード

Kallariの名前の由来は先住民のキチュア語で “ 過去から現在へ ”という意味です。創設者であるキチュアインディオの若き指導者達は太古からある固有のナシオナル種を昔ながらの伝統的な農法を、環境を守りながら、そこに新しい知恵・技術を取り入れて、未来への持続的な発展を志向する考え方を

“Kallari”の名前にこめています。つまり古きを訪ね、新しきを知る“温故知新”に基づく理念を実践しているのです。

 

また、アマゾン熱帯雨林の生物多様性を守りながら地域のコミュニティーの持続的発展をめざすKallariのチョコレートは、得られた収益が全て組合員へ還元され、組合員はアマゾンの森を守り、コミュニティーの自立をめざす、フェアートレードを実践しています。

2013年組合員総会

理事長

カルロス・ホゾ

販売促進

エジソン・ママラ

生産・資源

ガロ・グレファク

財務

タニア・アンディ